NIRVANA(ニルヴァーナ)のメンバーのタトゥーを紹介 | TATTOO GIG | ロックミュージック

NIRVANA(ニルヴァーナ)

Kurt Cobain(カート・コバーン)

NIRVANA(ニルヴァーナ)

ワシントン州にあるアバディーン高校でボーカル兼ギターのカート・コバーン(Kurt Cobain)とベースのクリス・ノヴォセリック(Krist Novoselic)は出会います。
ただ高校で仲が良かったわけではないそうです。

「Melvins」と言うバンドの練習場に入り浸るうちに仲良くなり、数年後に二人はバンドを結成することになります。

その後ドラムの加入や脱退を経て、バンド名もスキッド・ロウ、ペン・キャップ・チューなどに変えています。

最終的なバンド名「NIRVANA(ニルヴァーナ)」とは仏教用語で「涅槃」を意味します。
選んだ理由についてカート・コバーンは「意味よりも何か、美しさなどを感じるものが良かった」と言っています。

初めの頃のバンドの音楽は「怒り」を感じるような曲だったが、自分が少しずつ幸せを感じるようになり、それにつれて曲調もポップになっていったのだそうです。

1990年9月に「Melvins」のBuss Osborneがドラムにデイヴ・グロール(Dave Grohl)を紹介し、オーディションを経てバンドに参加することになりました。

1990年にはメジャーレコードレーベル「DGC Records」と契約し、1991年にリリースしたセカンドアルバム「NEVERMIND(ネバーマインド)」はビルボード1位を獲得します。

順調に見えたバンドですが、カート・コバーンのドラッグ中毒が問題となってきます。
1994年初めのヨーロッパツアーで、カートの妻であるコートニー・ラブ(Courtney Love)はホテルの部屋でカートが倒れているのを発見し、すぐに救急車が呼ばれました。
医師は過剰なアルコールと睡眠薬の摂取が原因だと発表しました。
その後のツアーはキャンセルされ、カートはドラッグのリハビリセンターに入院することを勧められ同意しましたが、1週間もしないうちにセンターの壁をよじ登りシアトルへ戻ってしまいました。
その1週間後に自宅でショットガンを頭に撃ち、自殺により亡くなりました。

残された遺書には
「自分はもう何年も音楽を聴いたり、曲を創ったり、何かを書くことに喜びを感じなくなってしまったんだ。
自分が楽しいふりをしてステージに立ち、観客を騙す事は最も重い罪だと思う。
子供の頃の熱狂を取り戻すには、自分は繊細で神経質すぎるんだ。
感謝しなければと頑張ってみたけれど、自分の中の不満や罪悪感や感情を解消できなかった。
徐々に色あせていくなら、燃え尽きたほうがいい。」
と言った事が書かれていたそうです。

カートがなくなった後、デイヴ・グロールは「フー・ファイターズ(Foo Fighters)」のボーカル、クリス・ノヴォセリックは「スウィート75(Sweet 75)」と言うバンドを結成しています。

NIRVANA カート・コバーンの腕のタトゥー 1

そんなカート・コバーンのタトゥーを紹介します。
カートは左肘の下辺りに「K」の文字を囲んだタトゥーを彫っています。
これはワシントン州オリンピアのインディーズ・レコードレーベル「Kレコーズ」のロゴマークです。
カートは1991年に自分で彫ったのだそうです。
「自分が子供でいるように覚えておくため」なんだそうです。

NIRVANA カート・コバーンの腕のタトゥー 2

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