EXODUS(エクソダス)
Gary Holt(ゲイリー・ホルト)
EXODUS(エクソダス)は1980年にギターのKirk Hammett(カーク・ハメット)とTim Agnello(ティム・アグネロ)、ドラムのTom Hunting(トム・ハンティング)、ベースのCarlton Melson(カートン・メルソン)によって結成されました。
Leon Uris(レオン・ウリス)と言う作家が1958年に出版した同名の小説から名前を取ったのだそうです。
結成後すぐにメンバーチェンジがあり、ベースのメルソンの代わりにGeoff Andrews(ジェフ・アンドリューズ)、ギターのアグネロの代わりにGary Holt(ゲイリー・ホルト)が加盟しました。
オリジナルメンバーであるカーク・ハメットは、1983年にメタリカに移籍します。
これは、メタリカのギターリストのデイヴ・ムステインと他のメンバー間との衝突が多く、解雇された為だと言われています。
レコード会社との印税をめぐるトラブルや、メンバーの脱退や加入を繰り返し、1992年には実質バンドは解散状態となり、1993年に一度解散をします。
1997年に再結成し、ライブを行いますが、その後は続かず、再び解散します。
カリフォルニアのバークレー出身のスラッシュメタルバンド「TESTAMENT(テスタメント)」のボーカルのチャック・ビリーが精上皮腫と言う癌を患い、その治療費を賄うために、2001年に西海岸出身のスラッシュメタルバンドなどが集結し、チャリティーライブが開催され、エクソダスもバンドを再結成して、参加しました。
その後は現在も活動を続けています。
2011年にゲイリー・ホルトは、スレイヤーのギターリスト「Jeff Hammerson(ジェフ・ハンネマン)が独蜘蛛に噛まれて壊死性筋膜炎を発症しバンドを離脱した為、サポートという形でスレイヤーに参加する事になり、その後も引き続きメンバーの一員としてライブに参加しています。
そんなエクソダスのギターリスト「ゲイリー・ホルト」のタトゥーを紹介します。
ゲイリーがファーストタトゥーを入れたのは2009年と言われています。
つい最近ですね。
ブラック&グレータトゥーの巨匠とされるBob Tyrrell(ボブ・ティレルorボブ・タイレル)に左腕の前腕に口から剣が出ている男性のデザインと、右腕の上腕にスカルをもった悪魔のデザインを彫ってもらっています。
あるインタビューではタトゥーについてこんな風に語っています。
「ずっとタトゥーを入れたいと思っていたけど、どんなタトゥーデザインが入れたいのか、どのタトゥーアーティストに頼めば良いのかが分からなかったんだ。もし20年前にタトゥーを入れていたら、多くの周りの仲間たちが入れているような、クオリティの低いタトゥーを入れていたんじゃないかな。」
その後もどんどんと増えている様に見えます。
どれもオカルトチックな、少しおどろおどろしい、スラッシュメタルシーンで長く活動を続けているゲイリーのイメージにぴったり合ったデザインです!
2016年にはニューヨークのロングアイランドで開催されたSLAYERのライブのバックステージで採血したゲイリーの血液を使って、Vincent CastigliaとのコラボレーションでESPギターが制作されました。
世界でオンリーワンの、血で描かれたブラッドギターです。
メタルファンに批判される事も多いベビーメタルですが、メタル重鎮たちには快く受け入れられている様です。
ゲイリー・ホルトとも一緒に写真を撮っています。
後ろから3人を見つめる目は、お父さんのそれですね。