We Came as Romans(ウイ・ケイム・アズ・ロマンス)
Kyle Pavone(カイル・パヴォノフ)
We Came as Romans(ウイ・ケイム・アズ・ロマンス)は2005年8月に高校生だったSean ZeldaとDave StephensとJonny NaborsとMark MyattとJoshua Mooreによって、ミシガン州のデトロイトで結成されました。
当初は「This Emergency(ジス・エマージェンシー)」と言うバンド名でした。
初めは現在のボーカル「Dave Stephens(デーブ・スティーブンス)」がギターとキーボードとコーラスを担当していました。
その後、大学進学の為などで脱退や加入を繰り返します。
2006年には「We Came as Romans」にバンド名を変更しました。
2008年に「Kyle Pavone(カイル・パヴォノフ)」がクリーンボーカル兼シンセサイザー担当として加入し、以降はメンバーも安定しました。
2011年にはVansのワープド・ツアーにも参加します。
2012年には東京で開催された「Scream Out Fest(スクリーム・アウト・フェスト)」にも参加し、世界でフェスやツアーに登場するようになります。
その後もビルボードで8位を獲得するなど、知名度を上げていきます。
2015年にはONE OK ROCKのツアーにも参加しています。
順調にバンド活動を続けていたのですが、2018年の8月25日に「Kyle Pavone(カイル・パヴォノフ)」が28歳の若さでドラッグのオーバードーズにより亡くなりました。
残された家族やバンドメンバーたちはカイルの死への花の代わりに、音楽業界で助けを必要としている人へ手を差し伸べるカイル・パヴォーン基金を設立しました。
そんなカイルには沢山のタトゥーが入っています。
ファーストタトゥーは17歳の時で、友人の家で左足首の内側にゲームのマリオブラザーズに登場する1UPのキノコを彫りました。
学校に行ってそのタトゥー見せびらかしたりしていたそうで、半分くらいの色が飛んでしまったそうです。
ですがカバーアップする気はなく、それも思い出の一つになっている様です。
右腕にはアメリカントラディショナルスタイルで沢山のモチーフが彫られています。
全てのモチーフに意味があるそうで、右腕全てを気に入っているそうです。
メリーランド州のフレデリックで「ホームステッドタトゥー(Home stead tattoo)」と言うプライベートスタジオのタトゥーアーティスト「マイク・アダムス(Mike Adams)」に彫ってもらっている様です。
とてもおしゃれで綺麗な仕上がりです。
肩から3つの花は自分と弟と妹を表し、カイルはイタリア語で「孔雀」を意味するので孔雀のモチーフがあったり、お母さんの名前から「Fox(狐)」などが彫られています。
それに対して左腕は酔ったときに入れたような感じのラフなもの。
ジョッキを持ったミッキーマウスや何となくカッコいいと入れた狼やタトゥーモチーフで有名な「13」の数字などなど。
意味のあるものも、のりで入れたものも、どちらも良さがありますね。
ご冥福をお祈りします。