Agnostic Front(アグノスティック・フロント)のメンバーのタトゥーを紹介 | TATTOO GIG | パンクミュージック

Agnostic Front(アグノスティック・フロント)

ロジャー・ミレット(Roger Miret)

Agnostic Front(アグノスティック・フロント)
アグノスティック・フロントは1980年12月にギターのVinnie Stigma(ヴィニー・スティグマ)と、当時ベースのディエゴとドラムのロブ・クロークスによって結成されました。

現在のボーカルRoger Miret(ロジャー・ミレット)になるまでに、数名のボーカルが加入、脱退をしています。

結成当初はみなスキンヘッドだったようですが、時が立つにつれそうでもなくなります。
スキンヘッドはネオナチのシンボルとされていたので、アグノスティック・フロントもそうではないかと思われていましたが、あるインタビューでロジャーは「イギリスだったらファシストと思われてもしょうがないけど、ここはイギリスではなくアメリカだろ?スキンヘッドはファシストだって思われるからって、したくもないのに髪の毛を伸ばす必要もない。俺たちは国を愛している。」と言っています。

1984年にリリースされたファーストアルバム「Victim in Pain」ニューヨーク・ハードコアスタイルと呼ばれ、ニューヨークのハードコアシーンを代表するようになります。

「アルバムのすべての曲はニューヨークのストリートや、自分の人生や友人の間で起こっている事からインスピレーションを受けている。危険だったんだ。色んな意味で生き抜くためにやらねばならないことをやっていた。まるで戦争や戦場に立っている様だった。」とロジャーは語っています。

メンバーの脱退や加入を繰り返す中、ロジャーはドラッグ密売の罪で逮捕され刑務所に統監されます。
刑務所の中で作った歌詞は、その後1992年にリリースされたアルバム「One Voice」に多く使われています。
アルバムがリリースされたあと同年にバンドは解散します。

1996年にロジャー・ミレットとヴィニー・スティグマによってバンドは再結成され、エピタフレコードと契約を結び発売されたアルバム「Something's Gotta Give」の売れ行きもよく、MTVアワードも受賞します。
その後は特に問題もなく、現在でも活動を続けています。

そんなAgnostic Front(アグノスティック・フロント)のボーカル「Roger Miret(ロジャー・ミレット)」のタトゥーを紹介します。
Agnostic Front(アグノスティック・フロント)のロジャー・ミレット(Roger Miret)の胸のタトゥー

見て分かるとおり、すごい数のタトゥーが体中に入っています。
「ファーストタトゥーは14歳のときに右手首に龍を入れたそうです。
その後、どんどん増やしていったそうです。

入れ始めた当時、タトゥーは違法だったそうです。
もちろん14歳でタトゥーを入れるのも違法です。
ただ、沢山のタトゥーを入れて街を歩くのはとてもクールだと思っていたそうです。
アメリカの数あるハードコアバンドの中でも、沢山タトゥーを入れているバンドの始まりだった様です。

セーラー・ジェリーの様な、太いラインのオールドスクールなトラディショナルスタイルが好きだそうです。
Agnostic Front(アグノスティック・フロント)のロジャー・ミレット(Roger Miret)の右腕のタトゥー
ギターのヴィニー・スティグマがオーナーであるNEW YORK HARDCORE TATTOOスタジオがお気に入りだそうです。

昔は体の服で隠れる部分からタトゥーを入れ始めて、入れる場所がなくなってから手や顔に入れていたけど、今では顔や手にだけタトゥーを入れている若者も多いし、それはそれで時代も変わってきているからいいんじゃないか。
Agnostic Front(アグノスティック・フロント)のロジャー・ミレット(Roger Miret)の左腕のタトゥー
自分が入れている全てのタトゥーが特別なもので、それぞれに意味があるんだ。
胸のタトゥーもそうだし、娘の名前のタトゥーもそう。」
タトゥーについて語っています。

胸に彫られたガスマスクをかぶり、十字架に磔にされたキリストは核戦争を題材にしているそうです。
昔のセーラーたちは5000マイルを航海するごとに、一つのツバメのタトゥーを入れていたそうです。
Agnostic Front(アグノスティック・フロント)のロジャー・ミレット(Roger Miret)の背中と足のタトゥー
ロジャーは両手と首に合計3羽のツバメを入れていますが、「俺は15,000マイル以上は行ったりきたりしているから、鷲を入れるべきかな。」なんて言っています。

宇宙、laugh now, cry laterとも言われるスカルのシアターマスク、「HATE」の文字、モンスター、肘の蜘蛛の巣、火を吹く車、ピンナップガール、プレイングハンド、その他、数え切れないくらいのタトゥーが入っていますが、沢山入れたのでもう増やさないかなとも言っているそうです。

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