Judas Priest(ジューダス・プリースト)のメンバーのタトゥーを紹介 | TATTOO GIG | メタルミュージック

Judas Priest(ジューダス・プリースト)

Rob Halford(ロブ・ハルフォード)

Judas Priest(ジューダス・プリースト)
ジューダス・プリースト(Judas Priest)は1969年にイギリスのバーミンガムで結成されました。

ツインリードギターとオペラの様にも感じられる重々しいボーカルなどが特徴的で、ボーカルのロブ・ハルフォードは『メタル・ゴッド』とも呼ばれ、SMの様なレザージャケットやスタッズを取り入れて広めたのもジューダス・プリースト達だと言われています。

小さな頃から良く知っていて、同じ学校に通ったりもしていた元ギターのK・K・ダウニング(K. K. Downing)とベースのイアン・ヒル(Ian Hill)とは『Deep Purple(ディープ・パープル)』や『Jimi Hendrix(ジミー・ヘンドリックス)』などが好きで音楽の趣味も合っていた事から、親しくなり、楽器を習い始めます。
そしてBob Dylan(ボブ・デュラン)の曲から『Judas Priest(ジューダス・プリースト)』と言うバンド名で結成されました。

その後、色々なメンバーが加入、脱退を繰り返します。
現在のボーカルロブ・ハルフォードはベースのイアン・ヒル(Ian Hill)がデートしていた女性の弟で、1974年にバンドに参加する事になりました。
その時にロブの前のバンド『Hiroshima』でドラムをしていたジョン・ヒンチ(John Hinch)も一緒に加入しました。

5枚目のアルバム『Killing Machine(殺人機械)』の後、1979年に発売されたライブアルバムの『Unleashed in the East』がプラチナムとなり、人気も上がっていきます。
そして1980年に自らを『メタル・ゴッド』と呼んだ事から、以降はメタル・ゴッドの愛称で呼ばれるようになりす。

1991年にロブ・ハルフォードは新しい音楽を模索するために、ストリートスタイルのスラッシュメタルグループ『Fight』を結成しますが、レーベルとの契約問題で脱退します。
その後、ボーカル不在の状態が続き、1996年に『Tim "Ripper" Owens(ティム・リッパー・オーウェンズ)』が加入しますが、2003年にロブが再加入し、ティム・オーウェンズが脱退します。

2010年には『ベスト・メタル・パフォーマンス』のグラミー賞も獲得し、2012年には最後のツアー活動と言う事で日本でも来日公演を果たしました。

そんなジューダス・プリーストのボーカル『ロブ・ハルフォード』のタトゥーをご紹介します。 Judas Priest(ジューダス・プリースト)のロブ・ハルフォードのタトゥー1
『イギリスでは自分はタトゥーに対して遅咲きだったよ。』
ファーストタトゥーは1990年に、タトゥーが沢山入っている友人に「ロブ、お前もタトゥーを入れたらどうだ?」と勧められて、最初は「やめておくよ」なんて断っていたそうですが、当時とても有名だったハリウッドのサンセットストリップ通りにあった『Cliff Raven Studio』(現在のSunset Strip Tattoo)に行ったそうです。
お店の店員さんに「一つタトゥーを入れたら、きっともっと欲しくなってタトゥースタジオに戻って来るよ」なんて言われたそうですが、その時は一つ入れたいだけだったそうです。

そして、小さなデビルのタトゥーを入れました。
デビルのタトゥーデザインを選んだのは、事前に下調べした際に1950年、1960年代にはデビルのデザインと言うのはゲイの秘密のシンボルとして用いられていたからだそうです。
1998年にロブは自分がゲイであることをカミングアウトしています。
ゲイとして、デビルのタトゥーがあるのはとてもクールに思えたのだそうです。
Judas Priest(ジューダス・プリースト)のロブ・ハルフォードのタトゥー2
デビルのタトゥーを見る人が見れば、ロブの事をゲイだと分かってくれると言う思いもあったそうで、このファーストタトゥーはとても強い意味があったと言っています。

ファーストタトゥーを入れて2、3日眺めていると、そのデビルのタトゥーをバランスよくする必要があるな、と感じそれからはボールが転がるように、どんどんタトゥーを増やしていったのだそうです。

Judas Priest(ジューダス・プリースト)のロブ・ハルフォードの上半身のタトゥー
龍が持つ謎めいたところに惹かれ、龍のタトゥーも多くあるそうです。

Judas Priest(ジューダス・プリースト)のロブ・ハルフォードの背中や頭のタトゥー
頭にもタトゥーがあります。
1990年に発表したアルバム『Painkiller』から音楽のスタイルも大きく変わった事で、その後のツアーでは右腕の上腕の折れたジューダス・プリーストの十字架のマークの新しいタトゥーなども披露し、その頃から頭も剃りだしたのだそうです。

そのほかは西洋のドラゴン、星、スカル、左上腕に巻いたトライバルの様な、鎖の様なタトゥーデザイン、お腹の『PAIN』の文字などなど、数えきれないぐらいあります。
現在62歳と言う事ですが、今後は増えていく予定などはあるのでしょうか?

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